株式会社プレラナ

Professional Services

算定基礎届と年末調整で毎年同じ残業が起きる事務所に、AIで手順と判断を分ける仕組みを

労務相談の回答も、就業規則の改定も、給与計算のチェックも、最後は有資格者1名の机に集まります。その1名が休むと止まり、繁忙期には夜まで残ります。プレラナのAI研修は、あらかじめ用意している30種類以上のカリキュラムから、事務所に合うコースを選んで実施します。演習では、当社が用意している業界別のサンプルデータを使います。実際の帳票を拝見して仕組みを作る個別の対応は、研修とは別の導入支援・コンサルティングで承ります。給与計算の突合や助成金申請のBPO、顧問先データベースの構築まで関わった実績があります。

士業の事務所で、複数の書類を突き合わせて確認している様子

Issues

こんな状態ではありませんか

解決策の前に、まず現状を書きます。ひとつでも当てはまるなら、AIが効く余地があります。

  1. 01

    算定基礎届と年度更新と年末調整で、毎年同じ月に残業が集中する

    労働保険の年度更新は毎年6月1日から7月10日まで、算定基礎届は7月1日から7月10日までに提出します。年末調整は11月から1月に集中します。顧問先が50社あれば、同じ書類を50回作ることになります。件数が読めているのに、毎年その月だけ人員が足りません。派遣を入れても、賃金台帳の見方から教える時間が取れず、結局は所内の担当者が抱えます。

  2. 02

    判断を伴う仕事が有資格者1名に集まり、承認待ちで滞留する

    顧問先からの相談は補助者が下調べをしますが、回答の可否を決めるのは有資格者です。そのため、訪問や面談が入る日は承認の列が伸びます。翌日にまとめて確認すると、1件あたりの検討時間が短くなります。急ぎの相談ほど後回しにできないため、判断が要らない案件が数日待たされます。滞留の理由が外から見えず、顧問先には遅いとだけ伝わります。

  3. 03

    相談がメール・チャット・電話に分散し、過去の回答が探せない

    顧問先の総務担当者からは、メールで来る日もあれば、チャットで断続的に来る日もあります。電話で受けた内容は担当者のメモ帳に残ります。3か月前に同じ論点へ回答していても、どこに書いたか分かりません。結果として、同じ調べ物を2回します。担当者が変わると、過去に何と答えたかが引き継がれず、前回と違う回答をしてしまう危険があります。

  4. 04

    就業規則の改定が、担当者の記憶と前回ファイルの上書きで進む

    法改正のたびに、事務所の雛形と顧問先の現行規程を見比べます。作業はWordの上書きで進むため、どこを直したかが後から追えません。顧問先へ説明するときは、改めて新旧対照表を手で作ります。条番号がずれると、対照表と規程本体が食い違います。届出の直前に気づき、深夜に作り直すことになります。

  5. 05

    給与計算のチェックが目視で、見る場所が担当者ごとに違う

    勤怠システムから出した集計と、給与ソフトの計算結果を並べて確認します。ベテランは残業時間の急増や欠勤月の基本給を先に見ます。経験の浅い担当者は、上から順に全部を見ようとして時間だけかかります。チェックの観点が言葉になっていないため、引き継ぎができません。顧問先から差額の指摘を受けて、初めて漏れが分かります。

Use Cases

士業(社労士・税理士)でAIが効く5つの業務

それぞれ「人がやる場合」と「AIを使った場合」を対比し、実際の手順とサンプルデータまで公開しています。

01
難易度 低〜中顧客対応労務相談担当(補助者・有資格者)

顧問先からの労務相談への回答ドラフト作成

相談メールの本文と、事務所に蓄積した過去回答の一覧をAIに渡し、論点整理と回答ドラフトと確認すべき事実を3点セットで出させます。

Before / 人がやる場合
1件あたり、補助者の調べ物と起案に60〜90分かかります。有資格者の確認待ちを含めると、返信まで半日から1日です。
After / AIを使った場合
論点整理と回答ドラフトの生成に3〜5分、人による条文確認と修正に20〜40分かかります(自社での実測が必要です)。

手順とサンプルデータを見る

02
難易度 総務・人事労務コンサルティング担当

就業規則の改定ドラフトと新旧対照表の作成

現行の就業規則と改定方針をAIに渡し、条文の改定案と、条番号がそろった新旧対照表を同時に作らせます。

Before / 人がやる場合
1社あたり、条文の改定と対照表の作成に1〜2日かかります。
After / AIを使った場合
改定案と対照表の生成に5〜10分、人による実態照合と修正に2〜4時間かかります(自社での実測が必要です)。

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03
難易度 管理・経理給与計算担当

給与計算のチェック自動化(勤怠突合・異常値検知)

勤怠集計データと給与計算結果を突き合わせ、不整合と異常値を一覧で出す処理をAIに書かせ、毎月同じ観点で確認できるようにします。

Before / 人がやる場合
50名規模の顧問先1社あたり、目視での確認に1〜2時間かかります。
After / AIを使った場合
突合処理の実行は1分未満で終わり、抽出された差異の確認に15〜30分かかります(自社での実測が必要です)。

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04
難易度 総務・人事助成金申請担当

助成金の要件チェックと申請書類のドラフト

賃金台帳と対象者の情報をAIに突き合わせさせ、支給要件の充足状況を判定表として出させたうえで、申請様式に転記する項目を整えます。

Before / 人がやる場合
対象者5名で、要件確認と賃金の計算と転記に丸1日以上かかります。
After / AIを使った場合
判定表の生成と賃金計算に10分、人による要領の原本確認と様式への記入に2〜4時間かかります(自社での実測が必要です)。

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05
難易度 顧客対応顧問担当(社労士・税理士)

顧問先ヒアリングの文字起こしから議事録とタスクを作る

面談の録音を文字起こしし、議事録と、期限・担当者付きのタスク一覧を同時に生成します。事務所側と顧問先側の宿題を分けて出します。

Before / 人がやる場合
90分の面談1件につき、議事録の作成に60〜90分かかります。訪問が続く週は、送付が3日〜1週間遅れます。
After / AIを使った場合
文字起こしの生成が5〜10分、議事録とタスクの生成が3分、人による編集と確認が20〜30分です(自社での実測が必要です)。

手順とサンプルデータを見る

Process

導入の流れ

期間と成果物を先に示します。何が起きるか分からないまま進むことがないようにするためです。

  1. 01

    【導入支援】業務の棚卸しと時間の実測

    2週間
    くわしく見る
    AIを触る前に、労務相談の回答、就業規則の改定、給与計算のチェック、助成金の申請、議事録の作成について、誰が何分かけているかを記録します。あわせて、直近1年に発生した訂正と差し戻しを洗い出し、どの工程で見落としたかを整理します。ここで測った数値が、後で効果を判断する基準になります。基準がないまま導入すると、効果があったかを議論できません。
  2. 02

    【導入支援】情報の取扱いルールを決める

    1〜2週間
    くわしく見る
    士業では、顧問先の情報の取扱いが先に決まっていないと先へ進めません。確認するのは3点です。第1に、顧問契約と秘密保持契約で外部サービスへの入力が制限されていないか。第2に、利用するサービスで入力内容が学習に使われない設定になっているか。第3に、社名と個人名の置き換え手順を誰がどう実行するか。この3点を文書にし、所内で共有してから次に進みます。
  3. 03

    【研修】ご用意しているカリキュラムからコースを選ぶ

    2週間
    くわしく見る
    プレラナは業界別・部門別に30種類以上の研修カリキュラムを用意しています。この一覧の中から、事務所に合うコースを選定します。事前のヒアリングは、コースを選ぶための状況確認として行います。部署ごと、担当ごとに、それぞれ適したコースを選べます。演習では、当社が用意している業界別のサンプルデータを使います。人材開発支援助成金を使う場合、対象になるのは研修の費用のみです。AIツールの導入費用は対象外です。実訓練時間が10時間以上のOFF-JTであることが要件です。同時双方向型のオンラインは、集合研修と同じ扱いになります。
  4. 04

    【導入支援】判断基準を言語化し、過去の案件で検証する

    4〜6週間
    くわしく見る
    ここからは研修とは別の契約・別の費用となる導入支援です。回答ナレッジ表、就業規則の改定方針、給与計算のチェック観点、助成金の要件の一覧を作ります。有資格者やベテランの頭の中にある判断を、行として書き出す作業です。実際の帳票や過去の案件を拝見し、プレラナが言語化に伴走します。次に、5つの事例のうち1つを選び、過去の案件で試します。訂正が発生した月の給与データや、差し戻しを受けた申請案件を使うと、検証がはっきりします。AIがその誤りを検出できるかを確かめます。検出できなければ、原因がナレッジ不足かプロンプトの書き方かを切り分けます。この往復を3〜5件行い、実務で使える精度まで詰めます。
  5. 05

    【導入支援】手順書を作り、所内で広げて実測する

    4週間、以降は2週間ごとに継続
    くわしく見る
    プロンプトとスクリプトを、手順書とセットで所内の共有フォルダに置きます。作った本人ではない担当者に、手順書だけを見て実行してもらいます。詰まった箇所を書き足し、2〜3名が実行できる状態にします。そのうえでステップ1の基準と比較します。時間だけでなく、訂正の件数、有資格者の確認待ちの日数、その作業ができる人数の3つを見ます。効果が確認できたら、次の工程へ同じ手順で広げます。

FAQ

よくあるご質問

顧問先の賃金台帳や相談内容を、社外のAIサービスに入力してもよいのでしょうか。
契約と設定と運用の3点を確認してから判断してください。第1に、顧問契約と秘密保持契約で外部サービスへの入力が制限されていないかを確認します。第2に、利用するサービスで入力内容が学習に使われない設定になっているかを確認します。第3に、社名と個人名を置き換える手順を決め、誰が実行するかを明記します。この3点が整うまでは、社名と氏名を架空の値に置き換えたデータで練習する運用をおすすめします。給与計算のチェックのように、処理を作るときは列名と観点だけを渡せば足りる工程もあります。実データを渡さずに済む設計を先に検討してください。
AIが挙げた条文や助成金の要件が古い場合、どう防げばよいでしょうか。
AIに要件そのものを答えさせない設計にしてください。法令はe-Gov法令検索で、助成金の要件は所管省庁が公表する当該年度の支給要領で、人が原本を確認します。そのうえで、確認した内容をAIに渡し、判定や整理だけを任せます。プロンプトには「渡した内容のみを基準にし、知識で補わない」と明記します。それでも古い内容が混ざることがあるため、出力後に条番号と要件を原本と照合する工程を手順書に組み込んでください。確認した資料名、版、確認日、確認者を記録に残す運用にすると、後から経緯をたどれます。
有資格者でない補助者が、AIを使って回答を作ることに問題はないでしょうか。
AIを使うかどうかにかかわらず、回答の可否を判断するのは有資格者です。この点は導入の前後で変わりません。ですから運用設計では、AIの出力を「ドラフト」と「確認事項の一覧」に限定します。補助者が担うのは、論点の整理、確認事項の聞き取り、条文の原文照合までです。断定するか留保を付けるかの線引きと、送信の可否は有資格者が決めます。ドラフトに「確認者」の欄を設け、誰が確認したかを記録する形にしてください。この記録が、後から問い合わせを受けたときの説明材料になります。
所内にプログラムを書ける人がいませんが、給与計算のチェック自動化はできますか。
処理そのものはAIに書かせますので、一から書ける必要はありません。必要なのは、何をチェックしたいかを条件の形で書き出す力です。「時間外手当が勤怠の時間外労働時間と合わない」といった観点を15〜20項目書き出せれば、処理はAIが作ります。ただし、CSVの列名をそろえる、社員番号を文字列として扱う、実行結果を確かめるといった作業は残ります。研修については、チェック処理の作り方を扱うコースをご用意しています。演習は当社が用意しているサンプルデータで行います。事務所の実データで処理を作り、過去の月で検証する作業は、研修とは別の導入支援で承ります。その後は所内の担当者が観点を足していける状態を目指します。
研修を受けた後、実際に運用が続くかどうかが不安です。
続かない原因の多くは、ナレッジ表やチェック観点の更新が止まることです。繁忙期に更新が止まり、半年後にはAIの出力が事務所の方針からずれます。この対策として、更新の作業を1件2分で終わる粒度に設計します。相談への回答を送信した直後に1行追記する、といった形です。あわせて、月次で追記件数と対応件数を突き合わせ、開きが大きければ運用を見直します。プレラナは、研修とは別の契約で、給与計算の突合や助成金申請の代行、顧問先データベースの構築まで関わった実績があります。どこまでを所内で回し、どこを外に出すかは、この導入支援の中で決めていきます。
5つの事例のうち、どれから始めるのがよいでしょうか。
顧問先ヒアリングの議事録作成から始める事務所が多くなっています。理由は3つあります。第1に、判断の言語化がほとんど不要で、翌日から試せること。第2に、効果が日数として目に見えること。面談日から議事録の送付までの日数が縮まると、顧問先からも変化が分かります。第3に、失敗しても影響が小さいことです。そこで手応えを得てから、就業規則の改定へ進みます。給与計算のチェックと助成金の申請は、CSVの整備や要件の分解に準備が要るため、3つ目以降に置くことをおすすめします。

効果の数値について

このページに掲載している削減効果は、出典のあるものだけを引用しています。 それ以外は「要実測」と記載しています。効果は業務内容によって大きく変わるため、 当社の支援では導入前に実際の業務時間を計測してから目標を置きます。

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